塾長自己紹介

福井 和彦
塾長

 和真認知楽習塾の塾長、自然体体感ガイド&サポート医(医学博士)の福井和彦と申します。

 私は人間の治癒力を引き出し、その人自身が自分の力で直(治)っていくのを手助けをして人の役に立つのが医者としての自分の仕事であると考えて来ました。

 

 現代の保険医療制度では、来院された方と向き合い、ゆっくりお話を伺う、薬を使わないで済むようにする、リピーターにならない様にするなど、私が実現したい事が医療として評価されず、なかなか出来いのが現実でした。 そこで、自分の理想とし目指す医療を実践するために'94年にクリニックを東京湯島に開業しました。

 

 しかしながら、世間の健康観、価値観とは中々合致せず、閑古鳥さんに毎日餌をあげるのが主な仕事でした。それでも、自然治癒力、自己治癒力を引き出すというコンセプトの元、ホリスティック医学に興味をもち、薬に頼らず自己治癒を引き出すということで、自分なりの情報発信活動してきました。すると遙々と、北は北海道、南は沖縄からわざわざ来院される方も居られました。一方、いわゆる健康産業の方から、声をかけられ、あるいはいきなり身体に良い水だから使ってみてくれとクリニックに何箱かドンとペットボトルの水を送りつけられたりしました。お茶の成分も使い方次第では役に立ちますよという研究発表をすると、ある有名企業と共同研究をする機会もありました。そして、先生の考え方は世の中にとって必要だからお相撲さんも来るので、一緒に食事でもしませんかなどと声を掛けられたりしました。本当に色々面白いこともありました。しかし、私自身は相変わらず人間そのものの機能、能力にしか興味が無く、物など他者、外部のものに頼り依存しても、させても意味が無いこと、人間の能力を認めて引き出すという同じことを繰り返し言い続けていると、物を媒体とする会社や医者の立場を利用とする人達からはやはり次第に相手にされなくなりました。 一度などは、胸ぐらを掴まれたりしたこともあり、本当に貴重な体験もしました。

 

 現代医療の枠だけではなかなか自分が目指す医療を実現出来ず試行錯誤の連続でした。そんな中で、人間の肉体の身体のみならず精神・心理面からの介入、アプローチも大事であることに気づきました。心身相関を元とする心身医学、心療内科領域、さらに実存分析、三大心理療法の1つのゲシュタルト療法などにも興味をもちました。が、口下手で無口な性格から言語によるトーク中心よりは、身体を通しての介入の方が馴染み易く、臨床動作法、教育動作、さらには心身統一の天風会に学びました。そこから種々の武術にも興味を持ち、体験するなかで、自分の考えを包含するユニークな人間研究の会、たくみの会に出会いました。

 

 その教えを自分なりに「認知思考システム」と捉え、身を介して学ぶ中で、世間からは「気の研究」をしているのと誤解を受ける場面もありましたが、科学的論理思考から人間を素直に見直して、これまでの医療では十分には対応しきれない人達、高齢者の認知症の方本人及びその家族、統合失調症、身体及び知的障害者と言われる人達ともお付き合いさせて頂く機会もあり、パーキンソン症状、パニック症状、脳性麻痺、脳出血脳梗塞などによる半身片麻痺、手足の振戦、歩行障害、行動障害、偏頭痛、四十肩、五十肩など体験させて貰い、身をもって色々と教えて頂きました。お蔭で、いわゆる医者らしいことは益々する必要がなくなり、というか、する事に嫌気が刺して、クリニックは2018年秋には、発展的に閉院し、それまでも活動してきた和真認知楽習塾をメインに、人間の根本的行動原理の探求を継続し、この度、28年間の研究成果を元に、那須塩原の地に開塾する事となりました。

 

 自分自身の知覚も当初よりは拓かれ、身体のありようも以前ほど粗雑で堅物でも無くなり、多少、本来の人らしくはなってきたものと自負しております。

 本当かどうかは、実際に会ってみてのお楽しみと言うことで、よろしくお願いします。

 

 和真認知思考システムで、ニャンともワンダフルな健やか笑顔さん こんにちは!

 

 和真認知楽習塾 塾長 人自然体体感ガイド&サポート医

 たくみの会フルスペックライセンシー 

 たくみの会体感フィジカルトレーナーメソッドライセンシー 

 たくみの会未来感覚循環トレーナー 

 認知症サポート医 

 

 精神保険指定医

                 福井和彦